最近我が家に茅乃舎さんの「煎り酒」を迎え入れました。前から気になってはいたのですが、結論から言って買ってよかったです。大満足。
万能調味料「煎り酒(いりざけ)」とは
お酒ではなく、調味料の一種です。
日本酒と梅干しを煮詰めたもので、しょう油が普及する前の江戸時代によく使われていた調味料です。
しょう油ほど主張が強くなく、素材の風味を生かす煎り酒は、どんな料理にでも合う万能調味料として使用されていたそうです。最近はこれにカツオブシや昆布などで風味付けをしたものが多く流通しています。
しょう油とポン酢の中間でめっちゃ上品な味
一口なめると、昆布とカツオの風味が口いっぱいに広がり上品な旨味が楽しめます。梅干しも入っているので、酸味もほどよくありさわやかです。
味を一言で言い表すならしょう油やポン酢の中間でめっちゃ出汁が効いてて上品なやつといった感じでしょうか。
塩分が気になる方にもおすすめ
また、煎り酒はしょう油よりも塩分量が少ないながらも、しっかりとしたうま味があるので、塩分が気になる方にもオススメです。健康大切。
煎り酒買ったら絶対やりたい「お刺身のつけダレ!!」
お店の人がお刺身がオススメと言うのでまずはホタテの刺身で食べてみました。
はぁ〜〜〜〜〜、めっちゃ美味しい!!!
煎り酒の香りが高く、ホタテの旨味と相まって最高です!!!しょう油だと、魚やホタテの本来の旨みを消してしまうこともありますが、煎り酒だとしっかりと素材本来の味が楽しめます。
しょう油よりたっぷり付けたぐらいで食べるのが良い塩梅でした。
ホタテの他にも、淡白な白身魚やイカの刺身とあわせても相性が良さそうです。
料亭の卵焼きかな?「煎り酒だしまき卵」
続いて「だしまき卵」に挑戦。卵2つに対して、煎り酒大さじ3杯、水大さじ1杯で作りました。他の調味料は使っていません。
出汁の香りとジューシーな味わいの割烹料理のような上品なだしまき卵に大変身!今回は煎り酒の味を確かめるためにプレーンで作りましたが、ネギやしらすを入れても美味しそうです。
「和風ポテトサラダ」に隠し味として
続いて他の調味料と混ぜたものをご紹介します。煎り酒とマヨネーズを1:2~3で混ぜて使ってみました。「煎り酒ちょい足し和風ポテトサラダ」です。
少量でも思ったより煎り酒の主張が強くびっくり!!簡単に上品な和風ポテトサラダの完成です。
洋風にもアレンジ!!「新玉ねぎの煎り酒マリネ」
オリーブオイルと煎り酒を1:1で混ぜて「新玉ねぎのマリネ」にしました。
玉ねぎの甘さが引き立ちとても美味しい。今の季節にピッタリのおつまみ&おかずです。
オリーブオイルの他にも、ごま油やケチャップなどにも相性が良いらしく、是非他の調味料との組み合わせも試してみたいです。
王道にして至高「煎り酒TKG」
みんな大好き「たまごかけご飯」も、煎り酒を入れることで大人味に。
梅の酸味が心地よく、カツオだしの風味がふわっと鼻に抜ける感覚はぜひ味わっていただきたい一品です。煎り酒の色が薄いから卵黄が黄色のままなのも見た目がきれいで良いですね。
お好みで大葉やネギを合わせても絶対うまいな…。
可能性は無限大!!煎り酒のポテンシャル
煎り酒はその上品な薄口の旨味と爽やかな酸味で色んな調味料とあわせやすく、料理する側としてはとてもおもしろい調味料だなと思います。調味料一つ増えると色んな組み合わせが思いついて、今回紹介したものの他にもチャーハンとかパスタとか色々ためして見たい…!!
ちなみに今回使用した煎り酒の活用レシピは茅乃舎さんのレシピを参考に作らせてもらいました。この他にもたくさんのアレンジが乗っているので是非チェックしてみてください!