今日は志賀本通から歩いて5分。ご近所にある「天ぷらとおばんざいいまい」に行ってきました。
手作りの看板や窓のペイントと店先に並んでいる酒瓶のラインナップについふらっと立ち寄り、それ以来定期的にお伺いしているお店です。店長のいまいさんは東京の料理屋で修行して、最近こちらの志賀本通でお店を出したとのことでした。
店内はカウンターの席が中心で全部で15席ほどあります。大きなお店ではないので少人数で伺うのがいいかもしれません。カウンターでは調理風景も覗けます。(ちょっと身を乗り出せば)
食材はいまいさんが市場で仕入れてきた料理ものをそのまま新鮮なうちに料理してくれます。本日のオススメメニューは大きな切り株にはってあります。
活き穴子の一本揚げ
いまいで是非おすすめしたいのが「活き穴子の一本揚げ」(799円)です。来たら毎回頼んでしまう恐るべき魅力を秘めた一品です。
こちらはなんと、注文が入ってから穴子をさばいてくれます。「活き穴子」のネーミングに嘘偽りありません。
2人で行ったので半分ずつ盛り付けてもらいました。チェーン店ではなかなかできない事も気遣ってもらえるのはとても嬉しいです。上にはおまけの骨せんべいが乗っています。
穴子の身はふわふわでやわらかく、じんわりとした身の甘さが美味しい。揚げたてをすぐに食べられるのは天ぷらカウンターの良いところですね。塩とレモンでいただきました。
アボカドとマグロのかき揚げ
個人的に穴子の一本揚げと双璧をなすのがこの「アボカドとマグロのかき揚げ」(599円)です。
写真でも分かるようにマグロの身がほんのりレアの状態で揚げてくれます。食べるとアボカドはとろっとろでほくほく、マグロはしっとりふっくらと色んな食感や美味しさが楽しめるなんだかお得な一品です。
甘鯛の天ぷら
この他に「甘鯛の天ぷら」(399円)を店長におすすめしてもらったので早速注文しました。
甘鯛は高級魚のイメージですがこんな安く(399円)で食べられていいのでしょうか…写真は半分こにしてもらった状態なのでほんとはこの倍の大きさがあります。
甘鯛はウロコごと揚げる、通称「松かさ揚げ」でいただきました。確かに鱗がひとつひとつが逆立っていて松ぼっくりのような見た目でキレイです。
タイの鱗ごと食べられるサクサククリスピーな食感と身の柔らかくしっとりした食感のコントラストが楽しい。これはまた食べたいなー。
大羽イワシの刺身
天ぷら以外の料理もレベルが高いです。今日は良いイワシが入っていたとのことなので大羽イワシの刺身(499円)を注文。
天ぷらでもお刺身でもその時の気分で注文できるのがこのお店の魅力のひとつですね。良い食材をどう食べるか選ぶってなんだか食通っぽい気分ですよね?
もちろんイワシも注文してから手際よくさばいてくれます。
生姜醤油でいただきます。はぁーしっかりした身から滲み出る脂がうまいー!!完全に日本酒案件ですね。
美味しい日本酒・手作りサワー
ということでビールの次に、日本酒を注文。
「農口尚彦研究所 本醸造」です。酒造りの神様”の異名を持つ日本最高峰の醸造家のひとり農口尚彦杜氏が石川県で作成したお酒で、すっきりとしたのどごしが魅力。最近贔屓にしているお酒です。
この他にも手作りのレモンシロップで作ったレモンサワーもありました。甘さが抑えられすっきりとした飲み口は揚げ物との相性バッチリで、ついついお酒が進んでしまいます。
気軽に新鮮な食材が楽しめるステキなお店
これだけ新鮮な食材をリーズナブルに楽しめるのはかなり魅力的です。いいお店を発見してしまいました。
店長一人できりもりしているので、すばやく食べたい人には向いてないかもしれませんが、ご近所でふらっと飲みに行くにはかなり理想的。
写真は結婚のお祝いにと出していただいた「稚鮎の南蛮漬け」です。稚鮎の苦味がほどよく美味しかった!!
ランチもやっているらしいので機会があったら是非伺いたいです。ごちそうさまでした!!また来ます。