地下鉄矢場町駅から徒歩5分。路地裏にある肉料理の定食屋さん「泰山」にいってきました。パルコや松坂屋が並ぶ大津通りの小道を入ると、大通りとは対象的な静かで昭和初期に建てられた町屋続きが並び、その一郭に泰山はあります。
店の前の細長い縦長の提灯が目印です。予約不可の人気店なので、休日の開店時間にはすでに列ができていることがほとんどです。
今日も開始15分前に行きましたが、10人ほどすでに待っている方がいました。なんとか1巡目では入れました。
店内は町家ということもあって縦に長くこじんまりとしていますが、どことなく京都の品の良い雰囲気を感じます。カウンターは大きくゆったりといい感じ。全席禁煙なのも嬉しい。
上豚ロースカツ定食
泰山では肉料理+とろろを組み合わせた定食が人気です。まずは「上豚ロースカツ定食」(1,000円)をご紹介。
定食には全て、麦飯、とろろ、とん汁、ミニサラダが付いています。(とろろはミニキムチにも変更可能です。)
泰山の魅力は何と言っても豚肉の質の良さです。どの豚肉料理も純粋バークシャー種の黒豚を使用しており、関連の食肉卸会社から、厳選したお肉を、直接仕入れてるので値段を抑えつつ良い品を提供できているとのこと。もちもちした肉質と豚肉全体の旨味が深いことが特徴的です。
カツは衣が細かく薄めで最後までくどくなく食べられます。お肉自体はそこまで分厚くありませんが、柔らかく美味しい。
つけだれはソースか味噌が選べます。今回は味噌を選択。味噌の甘みと豚肉の脂の甘みがマッチしてこれは美味しい!!個人的には味噌カツの有名店で食べるくらいならこちらの方が質が高い気がします。
泰山のもう一つの魅力がこのとろろで、100%国産大和芋を使ったとろろは粘り気がすごく濃厚でとても美味しい。
カツと麦ごはんの組み合わせを一通り堪能したら、残りの麦ごはんにとろろをかけて頂きます。とろろの味付け自体は淡いので、主役の肉料理を邪魔しません。味が足りない方は備え付けの醤油で味を調整できます。
サラダも豚汁もレベルの高い美味しさでした。こういうのとても大切で「サラダの質はお店の質につながる」というのが持論です。結構良いボリュームですが、全体のレベルと高さと、とろろのおかげでぺろっと食べられてしまいます。は~満足。幸福度の高い定食です。
黒豚角煮定食
続いて「黒豚角煮定食」(1000円)です。ボリュームのある黒豚バラ肉がどかんと一本はいっています。
こちらもロースカツ定食と同じく、麦飯、とろろ、とん汁、ミニサラダ付きです。
角煮はよく煮込まれてとても柔らかく箸で簡単に切れます。肉もおいしいですが特に脂身が美味しく感じました。豚肉の甘みってすごいですね〜黒豚の甘味と旨味がしっかり味わえる絶品でした。
脂身の量が多いですが、余分な脂が落ちてるせいかさっぱりしており、最後まで美味しく食べられました。これも黒豚の魅力ですね。角煮のたれととろろの相性もよくペロッと食べられます。
黒豚の質にこだわった、味よし、アクセスよし、雰囲気よしの定食屋さん
泰山は土日でも日替わり定食を行っています。日替わり定食は上と同じ定食メニューが800円で味わえるので、コスパはかなり高いと思います。職場が近い人は利用される方も多いみたいで。(ただ、平日でもピーク時はよく並んでいる…)
今度は毎日限定15食の「シュウマイ」をたべてみたいです!!一人でも気兼ねなく入れて、美味しい肉料理をいただける嬉しいお店「泰山」の紹介でした。ごちそうさまでした!!また来ます!!