今日は奥さんの誕生日祝いに、上前津にある和食・割烹の「輪久」に行ってきました!!
入り口には大きな暖簾がかかっており、そこから漏れ出す温かい光が良い雰囲気です。
場所は上前津駅から東に歩いて約5分。大きなマンションの2階にあります。大きくて青い看板がマンションの横から出ているので、初めての方はそれを目印に来るのがオススメです。
おしゃれな大人空間で落ち着いた店内
店内は和食屋さんらしさを保ちながらどこかカジュアルで居心地のいい雰囲気。お店も新しく清潔感が漂います。来た時には予約で一杯でした。
個室が2つ、テーブル席が3つ、カウンターという部屋使い。貸し切りも20名〜から出来るとのことでいろんな使い方ができそうです。
今回はテーブルにしました。予約札に名前書いてもらえるの何気に嬉しくて個人的にはポイントアップです。
こだわりの日本酒がたくさん「利き酒三種飲み比べ」
輪久は店主こだわりの日本酒と和食割烹が楽しめると噂のお店です。日本酒のメニューは多く常時、25〜30種類のラインアップがずらり。
その中で、今回は色んなお酒が楽しめる「利き酒三種飲み比べ」(1,200円)を注文しました。
私は、富山の「勝駒」、宮城の「萩の鶴」、広島の「亀齢」を注文。それにしても極めて手に入りづらいと言われている「勝駒」が常時メニューにあるのはさすがです。
一つのコップが約60mlですのでだいたい3つで1合という計算です。これで1,200円はかなりリーズナブルではないでしょうか…!!(ちなみに勝駒は限定酒なので少しだけお値段があがります。150円くらい)
注文したお酒は後から瓶をもってきてくれました。こうやって見ると、色んなラベルがあっておもしろ良いですね。ちなみに萩の鶴のラベルがメガネなのは、造ってる人が全員メガネだからだそうですww
先付け
今回はコースを注文しておきました。コースは6,000円〜で予算を伝えれば合わせておまかせで作ってくれます。日本酒を楽しんでいるとまずは先付けが運ばれてきました。
左上から、カニのあんかけ茶碗蒸し、あん肝ポン酢、落花生の塩ゆで、人参カステラ、たこのやわらか煮です。
「たこの柔らか煮」は、タコ独特のあの歯ごたえがまるで無く、ふわっとしたやわらかさになっておりびっくり!!嬉しいサプライズにテンションがあがりました。どうやって煮るとこんな風になるのでしょうか。柔らかい身に味がしっかりしみており美味しい。
茶碗蒸しは個人的に大好きなのでとても嬉しい。上のあんかけが濃厚で少ない量でも食べごたえがあります。暖かいものを食べた後の冷酒で流すのがたまりません。
松茸と鱧の土瓶蒸し
汁物は秋の王道「松茸の土瓶蒸し」です。さらに「鱧」も入っているとのことでかなりウキウキです。
個人的に松茸を最高の状態で味わうのは、土瓶蒸しだと思っています。既にいい香りが漂い頬が緩みます。
まずはスープから。この黄金のスープたまりません。松茸の旨味と香りその他すべてがこの一杯に詰まっています。幸せが溢れる美味しさでした。
土瓶蒸しの中を覗くと、具は松茸、鱧、エビ、自家製のかまぼこ、ぎんなんと思いの外具だくさん!!
松茸もたっぷりはいっており、口にいれるとダイレクトに松茸のすんばらしい香りが広がります。はぁ〜贅沢で美味しい!!
お刺身盛り合わせ
続いてお造りの登場です。
お皿がステキで目を奪われます。やはり目で楽しめる料理は良いものです。
左からキンメダイ、タチウオ、カツオ、シマアジ、ハタマス。どれも毎朝柳橋市場から仕入れてきた新鮮な魚です。
ワサビは一本どんっと添えられており、すりたてを好きな量いただくことができます。こういうエンターテインメント性良いですね。
すりたてのワサビをつけていただきます。キンメダイは皮目が焼かれているからか、少し水分が抜けてくにっとした食感。その分旨味が濃縮されていてとても美味しいです。
シマアジは脂がたっぷりのっており、どことなくブリのような脂の香りでした。あまくて旨い!!
ハタマスには贅沢にキャビアが乗っています。身はもっちりとやわらかく独特な歯ごたえで面白い。
キャビアと醤油の塩気、そしてハタマスの脂の甘みと旨みがあわさって一口にも複雑な味のレイヤーが味わえました。もう一切れ食べたい!!
それにしても、お刺身と日本酒の組み合わせは王道にして最強ですね。お刺身の余韻がある状態で一口日本酒を飲めば、日本酒の香りと味がさらに豊かに楽しめます。はぁ幸せ。
油ぎんぽの西京味噌焼き
続いて焼き物の登場です。小鉢の鞠の模様が可愛い。九谷焼っぽいですね。
料理は、左から油ぎんぽの西京味噌焼き、お浸し、白子ぽんずです。
油ぎんぽはあまり聞いたことの無い魚ですが、ドジョウに似た形の細長い高級魚とのこと。名前通り脂がすごく特に皮の間には脂がたっぷりです。
ふわっとした身に濃厚な脂がマッチし、全体に包む味噌の甘さがいい塩梅です。これもお酒が進みますね。
日本酒おかわり
ここで日本酒を飲み干したので、おかわり。
山形の地酒「山形正宗純米吟醸」を注文しました。100mlで600円はやはりリーズナブル。
今までの料理でも分かる通り、輪久は器にもこだわりが強く、おちょこも様々な種類のものがあり、その中から好きなものを選んで飲むことがができます。今回は外側の赤が美しいおちょこをチョイス。
カマスと米ナスの揚げ物
料理はまだまだ続きます。揚げ物は「カマスと米ナスのあんかけ」です。
カマスには薄く衣が、ナスは素揚げでした。きのこのあんかけが優しくも濃厚で、揚げ物料理ですがするっと食べられます。寒くなってきたこの時期にあんかけはとても嬉しい。
安城和牛のロースト
続いて肉料理、「和牛のロースト」が登場。これが圧巻の旨さでした!!
お椀をあけると幸せな光景に思わず声があがります。贅沢の王道、肉とウニのコラボレーション。
お肉の下には里芋のペーストがはいっていて、その上に醤油ベースのあんかけがかかっていました。
全てをまとめて口に運びます…はぁ〜これは本当に美味しい!!
肉はレア目でジューシーかむほどに旨味があふれます。そこに里芋のなめらかな舌触りと、ウニの旨味と塩味がさしこまれ旨さの共演がすごい!!これは何度でも味わいたい美味しさです。
輪久には必ず再訪しようと決めた瞬間でもありました。
鮭といくらの炊き込みごはんとお味噌汁
料理の締めのごはんは「鮭といくらの炊き込みごはん」です。漬物はいぶりがっこ。良いチョイスです。(大好物)
金色のいくらが目に幸せを、鮭とご飯の優しい味わいが胃に幸せをもたらします。
お味噌汁は白味噌に小口ネギと青さの味噌汁でした。優しい口当たりで心もお腹もほっこりです。
栗のブリュレ
最後のデザートは「栗のブリュレ」
季節を感じられるデザートです。上のマロングラッセがいいアクセント。
今回は7,000円でコースを注文したのですが、料理の質はもちろん、思っていたより品数も多くとても満足のいくコース料理でした。ごちそうさまです。
リーズナブルに高い感動を味わえるステキな割烹
輪久は、やはり和食には日本酒だなと改めて気付かされるお店でした。
接客も素晴らしく、いいタイミングで食べた皿の片付けやお水をもってきてくれます。何よりいつも笑顔なのが素晴らしい。何度も来たくなるおいいお店です。
肩肘はらず、ちょっと良いお店で良いもの食べたいなという時にピッタリのお店です。ランチも3段お重をやってるようなのでこんどはそっちに挑戦してみたい!!
ごちそうさまでした。また来ます!!