三重県桑名市の名物として有名な『はまぐり』。そんなはまぐりを求め、今回は創業70年以上の老舗「川市」に伺いました。
川市は九華公園の近く、七里の渡し跡から南に5分くらいの所にあります。
看板には「味噌煮込み」の文字がありますが、それ以外のメニューも人気とのこと、地元の人に愛される昔ながらのうどん屋さんといった感じです。
店内のBGMはテレビのバラエティ番組、雑誌が置かれていて、どこか懐かしくて落ち着く雰囲気がとても良いです。
1日1,000個以上でることもある人気の餃子
まずは川市の人気メニュー餃子を注文。こちら一日1,000個出ることもあるという人気メニューです。1人前350円という価格も魅力。
小ぶりめながら、まんまるで具だくさんの餃子が6個運ばれてきました。焼色が美しいです。
野菜が細かく刻まれているせいか、ふわっとした柔らかい食感が特徴的。下味と香辛料がしっかり目に付いており、どこか和風な味わいです。タレ無しでも美味しく食べられるタイプの餃子です。
皮は柔らかく薄め、中の餡が透けるほどです。あっという間においしくいただきました。
国産はまぐりで出汁を取った香り豊かな、はまぐり鍋うどん
桑名のはまぐり料理店には高級な料亭も多いですが、こちらの川市ではお手頃価格ではまぐりを使った料理が楽しめるのが魅力的です。
今回はミニはまぐり天丼、はまぐり鍋うどんのついたはまぐり本膳(1,680円)を注文。
グツグツに泡立った激熱のはまぐり鍋うどんが運ばれてくると、あたり一面にはまぐりの良い香りが漂います。
はまぐり鍋うどんは、つゆのベースを「すまし」か「味噌」が選べます。
蛤のお出汁を楽しむために「すまし」がおすすめです。
麺は少し平たい形状で、手打ち麺。細めながら芯のある力強いコシが楽しめます。手打ち麺独特の不揃いな麺も食感にリズムが出てまたこれが美味しい。
つゆはそのまま飲むとやや塩気が強く濃いめの印象ですが、うどんと合わせると丁度良い塩梅で、はまぐりの旨味が相まってさらに美味しさのレベルが上がります。
具材は、葱、揚げ、そしてはまぐりが5個トッピングされています。
はまぐりは身が少し縮んでいますが、それでも十分な大きさ。ツルッとプリプリ、噛むとジュワッと旨味が染み出しとても美味しいです。
ジューシーな蛤の旨味が楽しめるミニはまぐり天丼
セットのミニはまぐり天丼です。
ご飯の上にきざみ海苔が敷かれた上にやや大きめで、噛み応えのある揚げたての蛤の天ぷらが3個とシシトウの天ぷらが1本のっています。
甘辛い天丼のタレも濃厚で味わい深く、咬むとジューシーなはまぐりの出汁が飛び出してきます。
観光客にはもちろん地元に愛される店。川市
はまぐりというと高級なイメージがありますが、川市では美味しくお手頃に楽しむことができました。
味はもちろんですが、どこか落ち着く地元の方にも愛されている雰囲気がとても好印象。
桑名に行く際に是非また寄りたいお店です。ごちそうさまでした。